バーチャル　エアラインズ　アライアンス・フリート KINEMA AIR FLIGHT 700 就航のご挨拶
- 2011/05/04 -

キネマ航空はエール･ジャポン （AIR JAPON） のアライアンスに加盟いたしましたことは、すでに CEOオフィス において 声明 を発表しておりましたが、いよいよ夜間飛行による共同運航フライト700便を就航いたします。

同便は随時運行のシャトル便となりますので繰り返しのご利用をお待ちしております。

キネマ航空CEO　創立のご挨拶
- 2011/01/01 -

ご搭乗ありがとうございます。

当社名の「キネマ」はフランス語で｢動く写真｣を意味する合成語 Cinématographie (cinematique+
photographie) の接頭辞 Cinémaの語源にあたるギリシャ語の kinematos (κινηματος 動き) からといわれています。映画は日本では明治29年ごろに入ってきまして「シネマトグラフ（ィ）」を直訳して「活動写真」または略して「活動」と呼ばれました

映画は大隆盛しましたが「活動大写真」では大正時代の先端を行くモボ・モガの感性にはそぐわなくなりました。ここで「活動」にあたる「シネマ」が出てくればよかったのですが当時の日本人の語感には合いませんでした

そこに知恵者がいて「キネマ」を引っ張り出したようです。諸説あってエジソンのキネトスコープ（Kinetoscope　映写機）や先に発明されたキネトグラフ（Kinetograph　撮影機）との語感による英語経由合成説もすてきれません

「シネマ」が一般に受け入れられたのは昭和に入って４年、溝口健二監督の無声映画「東京行進曲」と同名のタイアップレコードの四番の歌詞からでした。映画のほうは「（左翼的）傾向映画」の一面もあったようですが監督本来の資質である日本の女性を描くメロドラマでもありました

いずれにせよ恋の高まりと不安をその語感と結びつけた西條八十先生の手柄といいましょうか、するどい感性のおかげでありました。しかしながら現在では「映画館」としてほぼ全世界に定着している普通名詞とはいえ航空会社としてはいささか抵抗があります

そこで当 KINEMA AIRLINES のCEOといたしましては西條先生のお力を「逆に」お借りしてさらに発展させてゆく所存です

　映画見ましょか　お茶飲みましょか
　いっそ「キネマ」で　飛びましょか
　変わる時代を　あの銀幕の
　影と光の　中に見る

中山晋平先生の作曲、佐藤千夜子嬢のリード（リンク先自動再生音源）で ご唱和 いただきありがとうございました

さて運行は以下のように行なっております。「小田急」様と同様に繰り返しのご利用をお待ちしております